At Times

At Times

11−オンライン・ワークショップ

3月の初旬、オンライン・ワークショップをはじめて試みた。香川県塩江町でワークショップを行う予定だったが、首都圏は緊急事態宣言が解除されない状況で、出かけるのをあきらめた。オンラインで行うことも想定した計画を立てていたので、2日間を1日に変更...
At Times

偶然からはじまること

たまたまとか、偶然の出会いや出来事が転機になることがある。その後の人生を変えてしまうことだってある。とはいえ、偶然であっても自分自身が受け入れなければそこから発展していくことはない。それは一つのきっかけでしかなく、乗ってみよう、委ねてみよう...
At Times

断捨離を悔やむ

断捨離、何年か前にメディアを賑わした言葉だ。コロナ禍で篭る生活が続き、文章をしたためることや本を手に取る機会も増えた。伴って「あ、あの本がない」も増えた。 数年前、退職を機会に思い切って断捨離を断行したからだ。研究室の本も10分の1ほど残し...
At Times

10−脳裏から離れない言葉、イメージ

脳裏にこびりついて離れない記憶やイメージがある。源義経は「ちびで醜男だった」これは、小学校5年生の時に歴史の授業の中で先生がつぶやいた言葉だ。衝撃的な言葉だった。牛若丸、義経はずっとヒーローだったのだから。 義経は物語と合わせてさまざまな絵...
At Times

鏡開き

鏡開き、ここ数年開く日をネットで検索することが多い。かつては迷うこともなく開いていた。好物のぜんざいと結びつけていたこともある。最近は何でもすぐネットで検索、すぐ応えてくれるので便利ではある。つい頼ってしまう。しかし、覚える、記憶に留めてお...
At Times

9−スタシスのアトリエ

スタシス・エイドリゲヴィチウスの展覧会からもう1年が経った。展覧会の準備のために過ごした時間もいまでは懐かしい。ワルシャワにあるスタシスのアトリエを訪ねたのが2018年の5月末、彼と共有できたここでの3日間は忘れられない大切な時間になった。...
At Times

8−巣ごもり
時計を止めてみる

「巣ごもり」という言葉もすっかり定着してしまった。不要不急の外出をせずに自宅に篭ることをいうらしい。とはいえ、前向きに楽しんでいる人も多いし、パソコンやスマートフォンで外界とも繋がっている。買い物も大概のものはネットで済ませることができる。...
At Times

7−触れること、体感すること−②

先日、板橋区立美術館に出かけた。美術館に出かけるのは何か月ぶりだろう。イタリアの触る絵本がとても面白いと何人もから勧められていたからだ。むろん、人数制限のある予約制ではあるが、直接触れることができる。当初から計画されていた展覧会ではあっても...
At Times

6−触れること、体感すること−①

インターネットは、私たちに時間や距離に囚われないさまざまな環境を提供してくれる。リモート・ミーティングやヴァーチャルな旅行も新たな生活の形態として受け入れられている。 一方で鬱々とした気持ちからなかなか解放されないでいる人も多い。人と人の物...
At Times

5−ネット・ミュージアムのこと

にわかにネット・ミュージアムが注目されている。美術館に行きたくても行けない現実を考えれば、当然の現象だろう。 ほとんどの美術館はウェブサイトを運営している。ただ、これまでは展示の告知やアーカイブを中心に考えてきたところが多い。むろん、体験型...