At Times

定期的にとはいかないが、いま考えていること、かつての仕事などを振り返りながらエッセーを掲載していきたい。時間軸はランダムになるであろうし、ときには一つのテーマで続けていくこともあるかもしれない。

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41-ヨーロッパ初期の木版画に見ることばと絵

この2年ほど、グラフィック・アートと版画や印刷について話す機会が多かった。テーマからどうしてもヨーロッパが中心になる。15cから19cにかけて著しい技術的な発展があり、現在私たちが接している書物や雑誌、印刷物のほとんどがその影響を受けてきた...
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40-イメージの空間

ヨーロッパの街を訪れるとき、ゴシック様式の教会に足を運ぶことが愉しみの一つになっている。独特の建築様式と内部空間は、この時代特有の象徴的な建築物であり、ヨーロッパの芸術文化とイメージについて考えるうえでも興味を引かれるからだ。 パリ、シテ島...
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39-ことばとイラストレーション

小説を読むとき、イラストレーションはときにイメージを膨らませる妨げになる、と聞くことがある。具体的な視覚像によってイメージが限定されてしまうと考えるからだろう。テキストから想い浮かべるイメージは、明確な形を持たないものであっても、人それぞれ...
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悩ましいパソコンの買い替え

パソコンを買い替えた。これまで使ってきたiMacが7年経ち、OSを13からバージョン・アップできなくなっていた。iMacはまだ十分使えるが、Macbook AirのOS15とアプリによっては互換性が悪く、諦めるしかなかった。毎年OSをバージ...
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38 コラージュ、イメージの引き出し-2

コラージュに取り組むようになって5年が過ぎた。当初は気軽な気持ちではじめたが、ここ1、2年は本気度が増し、力の入れ方が変わってきたように思う。 At Times折々に13で「コラージュ、イメージの引き出し」を書いたのが、2021年5月、この...
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野球場と広告看板

大谷効果もあり、メジャーリーグの野球場がテレビに映し出される機会が増えた。地域や球団ごとに特徴があり、いずれもボールパークと呼ぶに相応しい雰囲気を感じとることができる。比べても仕方がないかもしれないが、日本の野球場はどこか泥臭く洗練されてい...
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37-自由学園明日館を訪れ、自由教育について考える

久しぶりに自由学園明日館に出かけた。自由教育についてあらためて考えてみる機会になった。
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花粉症とつきあう

今年は杉花粉の飛散量が多い。毎年のことだけれどこの時期は本当に辛い。花粉症の症状が現れてからもう40年ほどになるが、「極めて多い」「非常に多い」と予報が出ると、その通りに身体が反応する。服薬と点眼薬で何とか乗り切っているが、恒例のことと諦め...
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36-文化・芸術ではぐくまれるまちづくり-立川

先日、2024年度最後の立川市文化振興推進委員会を終えた。第5次文化振興計画策定案を答申し一区切り着いた。第2次の策定から関わってきたこともあり、これまでを振り返ると感慨を覚える。2010年3月に立川文化芸術のまちづくり協議会設立記念イベン...
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だるま市

久米水天宮のだるま市に出かけた。ウオーキングの途中いつも立ち寄る境内は、いつもと違った雰囲気に包まれている。だるまを売る露店が並び、参道とそこに通じる緩やかな坂道には屋台もずらりと並び、大勢の人で賑わっている。 屋台で売られているのは、たこ...