At Times

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23-書物は家のように ウオルター・クレインのデザイン

「この美しい家は線と色彩から成る構築物」 、とウオルター・クレインは書物を家に喩えた。表紙、見返し、扉(タイトルページ)、本文と続く流れは、門から入り、前庭、玄関、それぞれの部屋に続く流れと同じであり、書物をデザインすることは、家を設計する...
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22–受け継がれてきたもの−原弘のデザイン

武蔵野美術大学美術館で「原弘と造型:1920年代の新興美術運動から」展が開催されている。原弘の仕事は、東京国立近代美術館をはじめ多くの美術館で紹介されてきた。ほとんどは戦後のポスターや装幀を中心にしたものだが、1920年代30年代に焦点を合...
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旅行はできなかったが

16、17日と平泉中尊寺に出かける予定だった。なかなか会うことができない息子との21年前のニューヨーク以来となる二人旅だ。話してみたいことがたくさんあった。この2週間ほどコロナ感染者数が急激に増えはじめ、行くべきか悩んだが、せっかくの機会で...
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21−芸術性と複製性のはざまで

先頃、立川市にあるたましん美術館に出かけた。「The Adventure of Fine Prints 版画からグラフィックアーツへ」と題した展覧会は、版画の来し方行く末を考えるうえで興味深いものだった。  版画は芸術性と複製性のはざまで揺...
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20–初夏の緑に包まれる

花粉の飛散量も少なくなり、数週間ぶりのウオーキング、木々や野山の緑があっという間に鮮やかさを増していた。昨晩の雨に洗われ空気も澄み渡り眩しいくらいだ。 コロナ禍で3度目の初夏を迎えたが、瑞々しい若葉に新しい命の息吹を感じながら前向きな気持ち...
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19–ロシア絵本と光吉夏弥、原弘

先日、白百合女子大学で行われた沼部信一さんの講演会に出かけた。「光吉文庫のロシア絵本について」の講演は、午後1時から5時過ぎまでという長時間にもかかわらず、時間を忘れるほど刺激的だった。 ロシア絵本については、これまで『ソビエトの絵本』『子...
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紅梅に訪れる春

この2週間ほど、iMacの不安定な動きに悩まされている。その日によって動きが異なり、アプリが立ち上がるのに時間がかかることがある。特にメールの反応の鈍さに戸惑う。メンテナンス・ソフトを使ってチェックしても疑わしいファイルは見つからない。 セ...
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18−見つけだすこと、感じとること

挨拶は小さな声で、友だちとも距離を空ける。映像で流れる小学校の授業風景を見ていると切なくなる。とりわけコロナ禍で入学した子どもたちにとって、学校生活がどのようなものかいまだに手探りのままだ。小学校低学年は、いろいろ学ぶことも多いだけに心が痛...
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Jリーグ天皇杯、一瞬のドラマ

Jリーグ天皇杯、浦和レッズの優勝にしびれた。まるで演出したような展開と結末、こんなことが起こるのだと驚きながらも、やっぱりという気持ちにもなった。今年限りで退団する槙野選手のゴールが劇的な勝利を呼び込んだ。
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「クラシック倶楽部」 — 見えないものと見えるものを愉しむ

最近、「クラシック倶楽部」を愉しんでいる。「クラシック倶楽部」は、平日の早朝5時から6時までNHK BSプレミアムで放送されている。 この番組を知ったのは今年になってからだが、これも朝ゆっくり過ごすことができるようになったからだろう。録画し...