At Times お雑煮 食と土地の文化 わが家のお雑煮は結婚して以来〈ブリ雑煮〉と決まっている。最初に作ってもらったお雑煮が〈ブリ雑煮〉で、それ以来50年続いている。 妻が博多の出身ということもあって、自然と博多の雑煮になったのだが、娘のところでも〈ブリ雑煮〉だそうだ。夫は東京の... 2023.01.06 At Times
At Times ボイトレ・クラブ 今年最後のボイトレ・クラブに出かけた。ボイトレはボイス・トレーニングの略で、声のトレーニングのためのクラブである。 会員は30名ほどで、いつも20名ほどが参加している。高齢の方が多いが、地域の合唱団に所属している人から発声を楽しむ人など目的... 2022.12.26 At Times
At Times 深まる秋に想うこと 銀杏が地面に落ちているの見ると秋の深まりを感じる。近くの神社の参道には、いつもは足の踏み場もないくらい銀杏が落ちているのに、今年はとても少ない。 見上げると何本かのイチョウが剪定されていて、わずかな枝葉しか残っていない。2月ごろ確かに大掛か... 2022.11.06 At Times
At Times 25−芸術性と複製性のはざまで−2町田隆要の画帖 町田隆要の孫にあたる加藤静子さんにお会いすることができた。以前、町田のポスターについて紹介したことがきっかけになった。新宿百人町にある自宅は47年前に訪ねた同じ場所だったが、現在はマンションになっている。駅からの町並みはすっかり変わっている... 2022.10.10 At Times
At Times 24-身体的記憶とデザイン デパートのエスカレーターが点検のために途中で止まっていた。4階から3階へは歩いて下りなければならない。歩いて下りると足の踏む出し方が不自然でなんともぎこちない。このような経験はこれまでにも何度かある。その度にぎこちなさを感じる。動いているこ... 2022.09.20 At Times
At Times 23-書物は家のように ウオルター・クレインのデザイン 「この美しい家は線と色彩から成る構築物」 、とウオルター・クレインは書物を家に喩えた。表紙、見返し、扉(タイトルページ)、本文と続く流れは、門から入り、前庭、玄関、それぞれの部屋に続く流れと同じであり、書物をデザインすることは、家を設計する... 2022.08.23 At Times
At Times 22–受け継がれてきたもの−原弘のデザイン 武蔵野美術大学美術館で「原弘と造型:1920年代の新興美術運動から」展が開催されている。原弘の仕事は、東京国立近代美術館をはじめ多くの美術館で紹介されてきた。ほとんどは戦後のポスターや装幀を中心にしたものだが、1920年代30年代に焦点を合... 2022.07.29 At Times
At Times 旅行はできなかったが 16、17日と平泉中尊寺に出かける予定だった。なかなか会うことができない息子との21年前のニューヨーク以来となる二人旅だ。話してみたいことがたくさんあった。この2週間ほどコロナ感染者数が急激に増えはじめ、行くべきか悩んだが、せっかくの機会で... 2022.07.19 At Times
At Times 21−芸術性と複製性のはざまで 先頃、立川市にあるたましん美術館に出かけた。「The Adventure of Fine Prints 版画からグラフィックアーツへ」と題した展覧会は、版画の来し方行く末を考えるうえで興味深いものだった。 版画は芸術性と複製性のはざまで揺ら... 2022.06.23 At Times
At Times 20–初夏の緑に包まれる 花粉の飛散量も少なくなり、数週間ぶりのウオーキング、木々や野山の緑があっという間に鮮やかさを増していた。昨晩の雨に洗われ空気も澄み渡り眩しいくらいだ。 コロナ禍で3度目の初夏を迎えたが、瑞々しい若葉に新しい命の息吹を感じながら前向きな気持ち... 2022.04.25 At Times