At Times

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29– アウトプットとインプット

昨年9月から再開した研究会が先日4回目を終えた。参加者は7~8名ほどだが、私にとっては想定していなかった収穫があった。参加者からの希望もあり、これまで私が話してきたテーマを4回に分けて講義した。イメージによるコミュニケーションとイメージはど...
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寒さの感じ方

寒さが一段と厳しくなった。一ヶ月ほど前には、季節外れの夏日があったことを思うと肌に刺さるような風の冷たさが応える。 12月はじめに網走に出かけていたが、感覚的には帰ってからの方が寒いと感じてしまう。 網走の屋外は-7°くらいだったが、屋内は...
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28-デイビッド・ホックニーの眼

東京都現代美術館で開催されている「デイビッド・ホックニー展」をやっと観ることができた。もっと早く出かけたかったのだが、会期中に鑑賞することができて本当に良かったと思っている。ちょうどホックニーの写真を話題にしていたこともあり、9台のカメラを...
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27−絵本のイラストレーション

私が絵本に興味を持ったのは、絵本はことばとイラストレーションが織りなす重層的な空間であることだ。複数のページがもたらす独特の時間と空間の表現に惹かれる。次の画面があることを前提にした構成と展開は、一枚の絵と異なり一冊全体で構想される。テキス...
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久しぶりの講義–2

武蔵美での3回の講義を終えた。翌日は板橋区立美術館ではじまったボローニャ絵本原画展に出かけたが、展示を観ながら講義の後に書いてもらったコメントと合わせて考えさせられることが多かった。 私は〈グラフィックアーツ専攻〉には、絵本の表現に関心を持...
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久しぶりの講義

久しぶりに武蔵美の学生たちを前に講義を行なった。グラフィックアーツ専攻の2年生を対象にしたものだ。 今年の4月に〈版画専攻〉は〈グラフィックアーツ専攻〉に名称を変更した。これまでも版画を学びながら、アートブックや絵本、マンガなどに発展させる...
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26-柏木博さんのこと

柏木博さんが亡くなって1年が過ぎた。このほど刊行された『美史研ジャーナル』18号を読みながら柏木さんの存在の大きさをあらためて感じている。 『美史研ジャーナル』は、武蔵野美術大学 美学美術史研究室が発行する定期刊行誌で、18号には柏木さんを...
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入学式のころになると

4月になると入学式や入社式など新しい年度がはじまる。入学式のころを迎えると身も心も引き締まる思いがする。私にとって、何十年と経験した入学式には特別の感覚があり、朝家を出るときから独特の緊張感を持っていた。卒業式で1年をリセットし、入学式でリ...
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節分から立春へ

今日は立春、暦の上では春の訪れであり立夏までが春ということになる。 この時期は日本海側では大雪になることもあり、まだまだ春は遠いと感じることが多い。昨日の節分も風が強くて寒かった。豆まきには北風の強い寒い日の方がピンとくるが、昨晩の寒さから...
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お雑煮 食と土地の文化

わが家のお雑煮は結婚して以来〈ブリ雑煮〉と決まっている。最初に作ってもらったお雑煮が〈ブリ雑煮〉で、それ以来50年続いている。 妻が博多の出身ということもあって、自然と博多の雑煮になったのだが、娘のところでも〈ブリ雑煮〉だそうだ。夫は東京の...