At Times 24-身体的記憶とデザイン デパートのエスカレーターが点検のために途中で止まっていた。4階から3階へは歩いて下りなければならない。歩いて下りると足の踏む出し方が不自然でなんともぎこちない。このような経験はこれまでにも何度かある。その度にぎこちなさを感じる。動いているこ... 2022.09.20 At Times
At Times 23-書物は家のように ウオルター・クレインのデザイン 「この美しい家は線と色彩から成る構築物」、とウオルター・クレインは書物を家に喩えた。表紙、見返し、扉(タイトルページ)、本文と続く流れは、門から入り、前庭、玄関、それぞれの部屋に続く流れと同じであり、書物をデザインすることは、家を設計する建... 2022.08.23 At Times
At Times 22–受け継がれてきたもの−原弘のデザイン 武蔵野美術大学美術館で「原弘と造型:1920年代の新興美術運動から」展が開催されている。原弘の仕事は、東京国立近代美術館をはじめ多くの美術館で紹介されてきた。ほとんどは戦後のポスターや装幀を中心にしたものだが、1920年代30年代に焦点を合... 2022.07.29 At Times
At Times 旅行はできなかったが 16、17日と平泉中尊寺に出かける予定だった。なかなか会うことができない息子との21年前のニューヨーク以来となる二人旅だ。話してみたいことがたくさんあった。この2週間ほどコロナ感染者数が急激に増えはじめ、行くべきか悩んだが、せっかくの機会で... 2022.07.19 At Times
At Times 21−芸術性と複製性のはざまで 先頃、立川市にあるたましん美術館に出かけた。「TheAdventureofFinePrints 版画からグラフィックアーツへ」と題した展覧会は、版画の来し方行く末を考えるうえで興味深いものだった。 版画は芸術性と複製性のはざまで揺らぎ葛藤し... 2022.06.23 At Times
At Times 20–初夏の緑に包まれる 花粉の飛散量も少なくなり、数週間ぶりのウオーキング、木々や野山の緑があっという間に鮮やかさを増していた。昨晩の雨に洗われ空気も澄み渡り眩しいくらいだ。 コロナ禍で3度目の初夏を迎えたが、瑞々しい若葉に新しい命の息吹を感じながら前向きな気持ち... 2022.04.25 At Times
At Times 19–ロシア絵本と光吉夏弥、原弘 先日、白百合女子大学で行われた沼部信一さんの講演会に出かけた。「光吉文庫のロシア絵本について」の講演は、午後1時から5時過ぎまでという長時間にもかかわらず、時間を忘れるほど刺激的だった。 ロシア絵本については、これまで『ソビエトの絵本』『子... 2022.04.08 At Times
At Times 紅梅に訪れる春 この2週間ほど、iMacの不安定な動きに悩まされている。その日によって動きが異なり、アプリが立ち上がるのに時間がかかることがある。特にメールの反応の鈍さに戸惑う。メンテナンス・ソフトを使ってチェックしても疑わしいファイルは見つからない。 セ... 2022.02.27 At Times
At Times 18−見つけだすこと、感じとること 挨拶は小さな声で、友だちとも距離を空ける。映像で流れる小学校の授業風景を見ていると切なくなる。とりわけコロナ禍で入学した子どもたちにとって、学校生活がどのようなものかいまだに手探りのままだ。小学校低学年は、いろいろ学ぶことも多いだけに心が痛... 2022.01.17 At Times
At Times Jリーグ天皇杯、一瞬のドラマ Jリーグ天皇杯、浦和レッズの優勝にしびれた。まるで演出したような展開と結末、こんなことが起こるのだと驚きながらも、やっぱりという気持ちにもなった。今年限りで退団する槙野選手のゴールが劇的な勝利を呼び込んだ。 2021.12.20 At Times