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節分から立春へ

今日は立春、暦の上では春の訪れであり立夏までが春ということになる。 この時期は日本海側では大雪になることもあり、まだまだ春は遠いと感じることが多い。昨日の節分も風が強くて寒かった。豆まきには北風の強い寒い日の方がピンとくるが、昨晩の寒さか...
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お雑煮 食と土地の文化

わが家のお雑煮は結婚して以来〈ブリ雑煮〉と決まっている。最初に作ってもらったお雑煮が〈ブリ雑煮〉で、それ以来50年続いている。 妻が博多の出身ということもあって、自然と博多の雑煮になったのだが、娘のところでも〈ブリ雑煮〉だそうだ。夫は東京...
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ボイトレ・クラブ

今年最後のボイトレ・クラブに出かけた。ボイトレはボイス・トレーニングの略で、声のトレーニングのためのクラブである。 会員は30名ほどで、いつも20名ほどが参加している。高齢の方が多いが、地域の合唱団に所属している人から発声を楽しむ人など目...
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深まる秋に想うこと

 銀杏が地面に落ちているの見ると秋の深まりを感じる。近くの神社の参道には、いつもは足の踏み場もないくらい銀杏が落ちているのに、今年はとても少ない。 見上げると何本かのイチョウが剪定されていて、わずかな枝葉しか残っていない。2月ごろ確かに大...
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25−芸術性と複製性のはざまで−2
町田隆要の画帖

町田隆要の孫にあたる加藤静子さんにお会いすることができた。以前、町田のポスターについて紹介したことがきっかけになった。新宿百人町にある自宅は47年前に訪ねた同じ場所だったが、現在はマンションになっている。駅からの町並みはすっかり変わってい...
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24-身体的記憶とデザイン

デパートのエスカレーターが点検のために途中で止まっていた。4階から3階へは歩いて下りなければならない。歩いて下りると足の踏む出し方が不自然でなんともぎこちない。このような経験はこれまでにも何度かある。その度にぎこちなさを感じる。動いている...
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23-書物は家のように ウオルター・クレインのデザイン

「この美しい家は線と色彩から成る構築物」 、とウオルター・クレインは書物を家に喩えた。表紙、見返し、扉(タイトルページ)、本文と続く流れは、門から入り、前庭、玄関、それぞれの部屋に続く流れと同じであり、書物をデザインすることは、家を設計す...
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22–受け継がれてきたもの−原弘のデザイン

武蔵野美術大学美術館で「原弘と造型:1920年代の新興美術運動から」展が開催されている。原弘の仕事は、東京国立近代美術館をはじめ多くの美術館で紹介されてきた。ほとんどは戦後のポスターや装幀を中心にしたものだが、1920年代30年代に焦点を...
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旅行はできなかったが

16、17日と平泉中尊寺に出かける予定だった。なかなか会うことができない息子との21年前のニューヨーク以来となる二人旅だ。話してみたいことがたくさんあった。この2週間ほどコロナ感染者数が急激に増えはじめ、行くべきか悩んだが、せっかくの機会...
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21−芸術性と複製性のはざまで

先頃、立川市にあるたましん美術館に出かけた。「The Adventure of Fine Prints 版画からグラフィックアーツへ」と題した展覧会は、版画の来し方行く末を考えるうえで興味深いものだった。  版画は芸術性と複製性のは...
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